ものづくり補助金(18次締切)に見事採択された、株式会社S-CADE.代表取締役の山口様に、創業経緯や事業内容、補助金にかける思い、そして新規事業へ挑戦された気概について詳しくインタビューさせて頂きました。
目次
- 1 株式会社S-CADE.の事業内容について教えていただけますでしょうか?
- 2 山口様の経歴について、簡単に教えていただいてもよろしいでしょうか?
- 3 貴社の経営理念(ミッション・ビジョン)について教えていただけますでしょうか?
- 4 貴社の創業当時の経緯や思いについて教えていただけますでしょうか?
- 5 補助金を知ったきっかけについて教えていただけますでしょうか?
- 6 補助金を活用しようと思った一番の理由について教えていただけますでしょうか?
- 7 補助金を活用して、どのような事業を展開したいと思っていたのでしょうか
- 8 補助金活用に向けて不安・心配だったことについて教えていただけますでしょうか?
- 9 補助金採択後の変化について教えていただけますでしょうか?
- 10 株式会社KIGAI社へ依頼した理由や、感想、魅力について教えていただけますでしょうか?
- 11 今回採択された補助金を活用して、事業をどのように伸ばしていきたいか、展望や意気込みについて教えていただけますでしょうか?
- 12 新しい挑戦をされる企業に向けて、メッセージをお願いします
- 13 インタビューを終えて
- 14 株式会社S-CADE.様について
- 15 株式会社KIGAIについて
株式会社S-CADE.の事業内容について教えていただけますでしょうか?
山口様:株式会社S-CADE.では主にフィジカル測定機材の製造・販売事業及びフィジカル測定代行事業を行ってきました。これまでは測定代行という労働集約的な事業モデルがメインでしたが、今回のものづくり補助金を受けたことがきっかけで、スポーツに特化したソフトウェア(ERPシステム)を提供する事業にシフトしつつあります。

山口様の経歴について、簡単に教えていただいてもよろしいでしょうか?
山口様:株式会社S-CADE.代表取締役の山口翔大と申します。早稲田大学の大学院を修了した後、慶應義塾大学の体育研究所で研究を続けながら、株式会社S-CADE.を創業しました。加えて、横浜創学館サッカー部にてトレーニング指導も行っており、現在は、研究者・経営者・トレーニング指導者という三足のわらじで勤しんでおります。


貴社の経営理念(ミッション・ビジョン)について教えていただけますでしょうか?
山口様:私たちのVisionは「夢と熱。」そしてMissionは「すべてのアスリートに、現在を乗り越える力を、未来を切り開く力を。」”アスリート”の定義は広く取っており、経営者やビジネスマンなど、”成長を願う者”の全てをアスリートとして認識しています。
貴社の創業当時の経緯や思いについて教えていただけますでしょうか?
山口様:発起人・創業者はどちらも私で、大学院にいた頃の経験が創業のきっかけになっています。大学院在籍時、私は”測定”というものに嫌悪感を覚えていました。例えば、測定で得たデータをフィードバックする際、Excelの1行に名前・生年月日・記録などが入力されたものを印刷し、それを1行単位でハサミで切った細い帯のようなものをピラっと選手に配るということがあり、とにかく面倒くさいと感じていました。
山口様:他にも、測定の際にストップウォッチではなく光電管システムを使用するのがメジャーなのですが、エラーが頻発し全く使えず、小規模測定で4時間もかかるなど、選手側にもストレスが溜まっていました。(現在当社で販売している光電管システムは100回の測定のうち1回しかエラーが発生しない程の精度ですが、当時のものは、もう毎回のようにエラーが発生していました)
山口様:これらの体験を踏まえ、測定環境を整えたいと思い、ハード面の開発と測定代行に着手しました。一方、事業を継続していく中で、より根本的な課題解決をするにはERPシステムが必要だと分かり、現在新事業として開発を始めています。
補助金を知ったきっかけについて教えていただけますでしょうか?
山口様:補助金については調べて認識したという訳ではなく、感覚的に認知していました。創業から半年ほど経ち、他の企業の運営状況も耳に入ってくるようになり、世の中には事業売上以外の収入に支えられて存続できている会社が沢山あることを知りました。
山口様:そして、その事業売上以外のキャッシュインとして考えられるのは出資、融資、そして補助金という3パターンがあるのだということに気づきました。出資と融資を受けるには事業の安定性や定量的なエビデンスが必要でハードルが高かったのに対し、補助金は最も着手しやすそうと感じたので申請を検討し始めました。
山口様:補助金の活用先には明確な目標がありました。それは”ERPシステムの開発”です。当社では、もともと「Bubble」というノーコードアプリを使用していたのですが、手軽に操作できる一方でレスポンスが悪く、質が低かったため、商用性を持たせるには障壁が大きいという状況でした。そこで、フルスクラッチでソフトウェアの自社開発を行いたいと考え、そのために補助金を活用するというシナリオを立てていました。
補助金を活用しようと思った一番の理由について教えていただけますでしょうか?
山口様:事業を推進するために、資金調達をして事業拡大にブーストをかけようとしていた段階でした。当時の理想としては、事業で得た売上は人件費などのランニングコストに充て、開発に投資する部分については別途、”夢を語ること”で獲得したいと考えていました。そこで、開発費用の資金調達手段として補助金を活用することを検討し始めました。
山口様:最初の2年間ほどは自分で補助金申請をしてみましたが、資料がとても複雑で大変でした。悩んでいた際、とあるソフトウェア開発の外注検討先から株式会社KIGAIを紹介してもらい、補助金サポートを依頼することにしました。
補助金を活用して、どのような事業を展開したいと思っていたのでしょうか
山口様:ERPは複合的なシステムなので、現在は順番に各システムを作っており、機能が追加され次第、順次リリースを行っていきます。1発目のリリースは2025年1~2月を予定しており、全体の完成は2年後ぐらいを目安としています。


補助金活用に向けて不安・心配だったことについて教えていただけますでしょうか?
山口様:補助金申請が採択されなかった場合、事業の開発がストップしてしまうリスクもありました。しかし、事前に補助金の採択率についても把握していたため、確率論として「申請し続ければ何かは通るはずだ」と捉えており、大きな不安は特にありませんでした。ネガティブな気持ちは全くなく、資金が無ければ無いなりに事業を進めていけばよいし、補助金が入るのであれば、採択されてから「さあ、どうしよう」と考え始めるのではなく、採択された瞬間からブーストをかけられるように常に準備し続けていることが大事だと考えて動いておりました。
山口様:その結果、採択された際も驚きの感情はなく、スムーズに事業拡大へ向けてスタートを切ることができました。もちろん採択された時は嬉しかったです。
補助金採択後の変化について教えていただけますでしょうか?
山口様:採択前後での会社の雰囲気などについては、正直、補助金が採択されたからといって全社でワーッと喜ぶなどの直接的な変化はありませんでした。ただ、私自身の心にある、”資金確保できたという安心感”や”今後の事業拡大へ向けた熱量”が他の社員に伝播している感じはありました。
株式会社KIGAI社へ依頼した理由や、感想、魅力について教えていただけますでしょうか?
山口様:株式会社KIGAI社を知ったのは、先述の通り、ソフトウェア開発の外注先から紹介を受けたときでした。依頼しようと思った理由としては、費用の安さと、代表宮田氏の経歴と理念に信頼を覚えたという点でした。実際に申請を進め採択に至り、とても感謝しています。
山口様:補助金申請の流れの中で良かったこととしては、ミーティング回数が少なく効率的だった点です。私自身が日々忙しくしているので、労力を最小限にし、生産性高く対応いただきありがたく感じました。一方、表裏一体なのかもしれませんが、ミーティング回数が少ないことで、事業内容や熱意がしっかり伝わるかどうか不安を感じる方もいるかもしれませんので、そこは臨機応変にご対応いただければと思います。
今回採択された補助金を活用して、事業をどのように伸ばしていきたいか、展望や意気込みについて教えていただけますでしょうか?
山口様:ERPは複合的なシステムなので、現在は順番に各システムを作っており、機能が追加され次第、順次リリースを行っていきます。1発目のリリースは2025年1~2月を予定しており、全体の完成は2年後ぐらいを目安としています。
山口様:今後、システムを作るうえで大事にしていきたいのは「現場が使いやすいものでなければいけない」という信念です。私自身が会社経営をする立場になっても、”現場理解が重要である”ということは忘れないようにしていきたいと思っています。
山口様:大きなプレッシャーはありますが、完成するまで逃げず、速度を落とさず、死ぬ気で頑張りたいです。
新しい挑戦をされる企業に向けて、メッセージをお願いします
山口様:描く未来は自由ですが、その未来に対して確実に必要なのは”お金”です。その未来を実現したいならば本気でお金を取りに行く必要があります。そのために株式会社KIGAIのような専門家と協力するということは、通るべき道なのではないのでしょうか。
インタビューを終えて
今回のインタビューを通じて、株式会社S-CADE.の代表取締役である山口様の実直さ・優秀さとともに、事業に向き合う熱い心に触れることができました。
大学時代の身近な悩みを発端に事業を生み出し、現在は研究者・トレーニング指導者・経営者として得た各々の経験で相乗効果を生み出し、唯一無二の存在となっている山口様。今後、新規事業を拡大させていく中で「現場理解」を大事にしたいとお話されていたのがとても印象的でした。補助金の存在が資金面での安心材料となり、企業拡大へ向けて強力なサポートとなったというお話を聞けて、株式会社KIGAIとしてお力添えができたこと非常に嬉しく思っております。
このインタビューが、新しい挑戦を考えている多くの中小企業のみなさまにとって、勇気を与えるものであれば幸いです。株式会社S-CADE.様の今後の更なる飛躍を期待しつつ、山口様とそのチームの皆さんに心からのエールを送ります。
私たちも引き続き、企業の成長と成功をサポートするために、全力で取り組んでまいります。今回の記事を通じて、少しでも多くの方々に勇気とインスピレーションを届けられれば幸いです。これからも、読者の皆さんに有益な情報を提供し続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
株式会社S-CADE.様について

会社名:株式会社S-CADE.
代表取締役:山口 翔大
所在地:〒165-0025 東京都中野区沼袋4-2-12
設立:2021年5月27日
会社HP:https://www.top.s-cade.com/
業務内容:フィジカル測定機材の製造・販売事業及びフィジカル測定代行事業・スポーツに特化したソフトウェア(ERP)の提供
株式会社KIGAIについて
中小企業が新しい挑戦をするためにはまず資金の工面から取り組む必要があります。
株式会社KIGAIでは、新規事業を実現するにあたり必要となる資金調達を補助金獲得に特化してご支援することで、中小企業のみなさまの夢を応援しています。
補助金に関して気になることや、お悩みがあれば気軽にご相談ください。
